ドイツのお城といえばシンデレラ城のモデルになった「ノイシュヴァンシュタイン城」が有名ですが、ドイツ南西シュトゥットガルト近郊にもドイツ3大名城の1つに数えられる美しいお城があるってご存知でしたか?今回は歴史と魅力あふれる天空の城「ホーエンツォレルン城」の魅力をご紹介します!
ドイツ
【ドイツ】プロイセンの天空の城「ホーエンツォレルン城」
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雲に浮かぶ天空の名城
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ホーエンツォレルン城はシュトゥットガルトからさらに南にある「シュヴァーベン高原」の山頂に城塞として建設され、11世紀にはすでにこの場所に城が存在していました。プロイセン王国を治めドイツ皇帝を輩出した王家「ホーエンツォレルン家」の発祥の地だと言われており、城が再建される前から「ドイツで最高の建物」と称さる美しい建物であったことがわかっています。
ドイツ語では「Burg Hohenzollern」と言い「高いツォレルン家の城塞」という意味。度重なる戦争でしばらくの間荒廃してしまいましたが、1819年にプロイセン国王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世が再建を決意。優美な外観とホール。そして3つの礼拝堂を持つ美しい城として生まれ変わり現在までその姿を残し続けています。
写真の姿が見られるのは日の出から2時間。確率は2%とかなり厳しい条件下でしか見られませんが、霧が発生すると霧の中に山が浮かんでいるように見えるので「天空の城」と呼ばれることも…!
美しい城内を探索「城内ツアー」に参加しよう!
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バスやタクシーが立ち入れるのは山の麓まで。山頂までは跳ね橋で何重にも守られた坂道を登る必要があります。頑張って山頂に着いた後も2つの礼拝堂とお城の外は自由に見学ができるのですが、城内に立ち入るためには20分毎に行われている城内見学ツアーに申し込む必要があります。
言語は基本的にドイツ語(時々英語ツアーもあり)ですが、受付で申し出れば日本語のガイドブックを無料で貸し出してくれます。
営業時間 | 20分毎(ドイツ語ツアー・日本語ガイドブック貸出あり) |
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料金 | 大人 ー 12€ |
公式HP | Warning: file_get_contents(http://www.burg-hohenzollern.com/standard-guided-tours.html): failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.1 404 Not Found in /home/slc/plan-ja.com/public_html/wp-content/themes/core_tcd027/functions.php on line 76 http://www.burg-hohenzollern.com/standard-guided-… |
備考 | ツアー中は写真撮影禁止|坂道が大変きついので体力を温存しておくことをお勧めします |
黄金の美しい広間!「伯爵の大広間」
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青と金色の装飾が美しいこちらの広間は「伯爵の大広間」 ドイツ語では「Grafensaal」と言い、別名「祝賀会の広間」とも呼ばれているようです。柱はドイツ中部・ナッサウ名産の赤みをおびた大理石でできており、窓からはシュヴァーベン地方の美しい景色を眺めることができます。
現在は観光ツアーの他に祝賀会やコンサート。お城を所有しているプロイセン王家の末裔ゲオルグ・フリードリヒ王子のお子さんの撮影会などで利用されているようです。
まるでギャラリー!美しい「図書室」
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写真の部屋はなんと図書館!壁には美しい絵画が描かれ図書館というよりはまるでギャラリーのような雰囲気さえただよう空間になっています。壁画はお城やホーエンツォレルン王家に伝わる伝説や歴史的な出来事が描かれ、ここでも窓からはシュヴァーベン地方の雄大な景色を見ることができます。
王妃の愛した「ブルーサロン」
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王妃の為の部屋として建てられたこちらのお部屋は「ブルーサロン」ソファなどの調度品が全て青色で統一されていることからこの名前で呼ばれるようになったそうです。美しい手彫りの装飾が施された天井には金がふんだんに使われ、床は5種類の木材を寄木細工状に組み合わせ美しい模様を描いています。
金と青のコントラストが非常に素晴らしく、図書室や伯爵の大広間などと一緒に城内ツアーの見所の1つとして数えられています。
ドイツ皇帝の証「ホーエンツォレルン王冠」
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ツアーの最後に待っているのがホーエンツォレルン家の貴重な財宝が飾られている「記念品展示室」。かつて厨房として使われていたこの場所場所にはホーエンツォレルン王家にまつわる貴重な財宝がたくさん展示されています。
勲章の数々にルイーゼ王妃の美しいドレス。ドイツを代表する名君「フリードリヒ2世」が実際に着用した軍服やマイセン磁器の旅行セットなど貴重なコレクションなど見所はたくさんありますが…なんといっても美しく貴重なのがドイツ皇帝ヴィルヘルム2世が戴冠式の際にいただいた「ホーエンツォレルン王冠」。
金のフレームにダイヤモンドとパール。そして頂にはプロイセンを象徴する「青色」の宝石である美しいサファイアが嵌め込まれています。
厳粛な雰囲気…「聖ミヒャエル礼拝堂」
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現存するホーエンツォレルン城の建物の中で最も古いのがこのミヒャエル礼拝堂。カトリック礼拝堂として利用されているこのチャペル。特に奥のステンドグラスは13世紀末に作られたもので、南ドイツで最も価値の高いものの1つとして数えられています。
ステンドグラスが美しい「キリスト礼拝堂」
青い天井とステンドグラスが美しいこちらのチャペルは「キリスト礼拝堂」ホーエンツォレルン城が再建された際フリードリヒ・ヴィルヘルム4世がプロテスタント教徒だった為フランスのサント・シャペルをお手本に建てられ、現在も王家の人々が祈りを捧げています。2017年に壁のタペストリーの修復が完了し城が建てられた当時の姿を再現しています。
ステンドグラスにはキリストの降臨・磔刑・復活と12使徒が描かれており、十字架や燭台はベルリン王立鋳鉄工場製。ステンドグラスの向かい側の壁にはロシア皇帝ニコライ2世が妹に贈ったマリアとキリストの絵が描かれています。
まだドイツが東西に分かたれていた際、フリードリヒ2世(大王)とその父親であるフリードリヒ・ヴィルヘルム1世の棺が安置されており現在はその跡地に棺型のモニュメントが置かれています。
歴代の国王&秘密の地下道…
大砲の近くにこっそりとある入り口は2001年に爆撃に耐えられる丸天井と貯蔵庫へつながっており、螺旋階段で下へ行くとカマゼッテと呼ばれる城の防護室へと繋がっています。同じく城の外側にはフリードリヒ大王をはじめとするプロイセン国王の銅像が建っているエリアもあり、ここがプロイセンの城だということを思い起こさせてくれます。
城内レストラン「Café Restaurant Burg Hohenzollern」
ホーエンツォレルン城の中にあるカフェレストランでは飲み物はもちろん南ドイツにいながらプロイセンの伝統的な料理を楽しむことができるのです!
なかなか南ドイツではお目にかかれないプロイセンを代表する料理「ケーニヒスベルガークロプセ」が味わえるのもホーエンツォレルン城ならでは。観光地のレストランにしては珍しく味もとっても美味しいので麓からのハイキングや観光で疲れたらぜひこのレストランで喉とお腹を潤してみてください!
唯一の難点は”アクセス” 自信がなければオプショナルツアー利用がオススメ!
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魅力と見所あふれるホーエンツォレルン城ですが唯一の難点が”アクセスの悪さ”。シュトゥットガルト中央駅から在来線で2時間。さらにバス・タクシーを乗り継ぐ必要があるなど旅行初心者にはハードルの高い場所にあるのです…。
しかし最近はオプショナルツアーなども少しずつ出てきているので電車の乗り継ぎに自信のない方はこういったツアーでホーエンツォレルン城を訪れてみるのも良いかもしれません。
参考 | フランクフルト発「天空の城」を訪ねる ホーエンツォレルン城日帰り観光ツアー<英語ドライバーガイド> | ドイツ(フランクフルト)旅行の観光・オプショナルツアー予約 VELTRA(ベルトラ) |
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参考情報
場所 | ドイツ 〒72379 Burg Hohenzollern |
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アクセス | シュトゥットガルト中央駅からIRE「hechingen」下車。そこからバスもしくはタクシー乗車。 |
時間 | 10:00 〜17:00 |
公式HP | Startpage - Burg Hohenzollern EN |
参考 | Warning: file_get_contents(http://south-germany.jp/ac/2011/07/post-42.html): failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.1 403 Forbidden in /home/slc/plan-ja.com/public_html/wp-content/themes/core_tcd027/functions.php on line 76 http://south-germany.jp/ac/2011/07/post-42.html |
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