江戸時代の情景を感じさせる古い町並みは、天領として栄えてきました。今でも、その町並みは、用水路と石畳の道の脇には古くからの蔵や屋敷などが並んでいます。

平成16年には、国の重要伝統的建造物郡保存地区に選定されています。江戸後期に教育者として名高い広瀬淡窓が、生まれ育った町として知られています。文化と歴史のある日田市の観光スポットを紹介します。

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夜明ダム

出典： https://blogs.yahoo.co.jp/fumi32003/6581...

大分県と福岡県の県境にある発電専用のダムで、川を挟んで福岡県と大分県の県境のところにあります。ダム自体は古いのですが、夜明ダム湖の澄んだ水面が広がり水面に移る深い森の緑のコントラストはときどき言葉を失う自然の美しさを感じます。

おすすめは、JRに夜明駅から光岡の間をずっと続きますのでゆっくりと景色を楽しみたいのであれば久大線が一番のおすすめです。

住所	大分県日田市夜明字夜明関町

豆田町

出典： https://ekagen.net/archives/post-4629.ht...

江戸時代の情景を感じさせる古い町並みは、徳川方の丸山城の城下町として、屋敷と蔵が残っています。用水路と当時の道を再現し石畳の小道には、屋敷などが点在しています。

名代官と言われた塩谷大四郎正義と商家広瀬久兵衛（博多屋）など古い造りの日田市の屋敷が並んでいます。広瀬家には私設資料館を公開し、草野家は県指定有形文化財と制定され保存されています。

平成16年に国の重要伝統的建造物郡保存地区に選定されています。また豆田町には古い寺社があり、その中でもひっそりとあるのが、広瀬淡窓が最初に学んだ寺小屋の長福寺があります。

住所	大分県日田市豆田町11

日田丸館

出典： http://www.pref.oita.jp/site/archive/201...

大分県で最も古い薬屋です。木造の３階建てのレトロな建物です。ここには日本の薬の歴史を振り返ることができる資料館もあります。その他にも、主屋の二階には、３月は雛人形に５月は武者人形などが飾られています。展望楼には、古い城下町の風情が残る豆田の町並みを見ることができます。

住所	大分県日田市豆田町4－15
アクセス	日田駅から上町どおりまでバス1分　日田駅から徒歩で15分

天領日田資料館

出典： http://tabi.chunichi.co.jp/blog/kyushu/2...

天領日田市の魅力を十分に感じさせる資料館です。豊かな自然の中で育んだ特産物に地域産業などを改めて学ぶ場所です。ここには豊臣秀吉の朱印状が一番の見どころです。

住所	大分県日田市豆田町11-7

薫長酒蔵資料館

出典： http://www.realhita.net/area/hita/mameda...

日田市は清らかな水資源が豊富にあり自然豊かな町であり、九州の小京都として栄えてきました。その中で江戸時代から酒造業の伝統の技を継承して作り上げたのがこの日田醸造場です。昭和７年に創業され今でも日田の銘酒を作り続けています。

江戸時代の豪商「千原家」の時代に建てられた酒蔵は日田の歴史の中に息づき、豊かな水の恵みを使い丁寧に酒造りを行っていました。その思いと伝統の酒造りの道具は江戸時代からずっと昭和の時代まで大切に使い込まれた道具が展示しています。日田の歴史の中に息づいた酒蔵の道具は日本の古都の香を感じさせてくれます。

住所	大分県日田市豆田町6－31
アクセス	日田駅バスで上町通り下車徒歩1分　日田駅徒歩15分

原次郎左衛門五醤蔵

出典： https://www.jalan.net/kankou/spt_44204cc...

三隈川は、日田市の温泉郷として今も昔も、長閑な風景が広がります。原次郎左衛門五醤蔵は三隈川の近くにあり、長い歴史の中で、この地で味噌と醤油の作り続けてきました。風味の中に彩られた醤油と、伝統の中に息づく味噌はこの町で息づいています。

ここでは、味噌醤油とラムネの工場見学ができます。日本の伝統的な玩具が展示されている九州郷土玩具館」が母屋にあります。

住所	大分県日田市中本町5－4

清渓文庫（井上準之助の生家）

出典： https://minkara.carview.co.jp/userid/110...

元大蔵大臣の井上準之助は激動の時代を駆け抜け非業の死を遂げました。大正から昭和になる頃に日本銀行総裁と大蔵大臣として日本の経済発展の為に貢献していました。しかし、昭和７年の選挙運動中に暗殺されました。

清渓文庫は、井上準之助の屋号〔清渓」をとり、準之助の遺品を展示しています。狙撃されたときに来ていた外套に、日田市に戻ってくつろいだ自分の部屋などがあり、歴史の中に息づいた優れた政治家の足跡を確認することができます。

住所	大分県日田市大鶴町2299

咸宜園

出典： http://oitaisan.com/heritage/%E5%92%B8%E...

江戸時代の末期に生まれた優れた哲学者の1人だった広瀬淡窓は日本で最大規模であり教育理念を築きました。門下生が身分も関係なく一人一人が個性を尊重する教育理念を持ちました。

塾生には、高野長英に、大村益次郎など江戸時代から明治時代に渡って日本を動かした多くの偉人だけではなく、近隣の地域から多くの塾生が学んでいきました。その教育理念は現在の教育の礎になっています。

現在の跡地は無料で解放され日田市の観光スポットなっています。近くにある咸宜園教育研究センターには広瀬淡窓と弟の旭窓を初め多くの門下生達の研究資料などを公開しています。

住所	大分県日田市淡窓2-2-13
アクセス	大分道日田ICからR212経由阿蘇方面へ7分　　　　日田駅から徒歩で11分

黎明館

出典： https://4travel.jp/travelogue/11007597?p...

大正5年に大分銀行の日田支店でした。赤レンガの洋館は近代浪漫の香がする建物として〔戦前の貴重な建物2000件」として名を残しています。平成13年に改装して1階〔ひた押し花美術館」として観光客に開放しています。

住所	大分県日田市隈二丁目2-1
アクセス	日田駅から徒歩で10分

亀山公園

出典： http://march-drivestation.seesaa.net/art...

市民の憩いの公園として、日田市の中心に流れる三隈川沿いにあり、遊具があり、市民の憩い場になっています。亀山公園と日田市の隈町を結ぶ木の橋は、木のぬくもりを感じさせます。

住所	大分県日田市大字庄手559番地
アクセス	日田駅から徒歩で25分

小鹿田焼の里

出典： https://4travel.jp/travelogue/11273895...

日田市の北部にある高塚山の麓に「小鹿田焼の里」があります。ここは1705年に柳瀬三右衛門によって窯が始まりました。日本古来の焼き物の製法を引き継ぎ素朴な風合いを持つ焼き物は普段でも使える焼き物として親しまれています。

昭和45年には国の記念保存文化財に指定されました。地区全体は重要文化的景観として認定されています。

住所	大分県日田市源栄町皿山

高塚愛宕地蔵尊

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奈良時代に行基が開山した地蔵尊で有名です。神仏が一緒になっています。何でも願い事は叶えてくれるありがたい仏様として知られています。

地元の人だけではなく隣の地方の人でも、「高塚様におまいりしよう」と初詣や願掛けにいく聖地として有名です。特に受験シーズンになると多くの参拝者が訪れる合格祈願の名所として有名です。

住所	大分県日田市天ヶ瀬町馬場
アクセス	豊後中川駅からバスで15分　高速大分自動車道「天ヶ瀬IC」から車で2分

慈恩の滝

出典： http://blog.livedoor.jp/roppoutanbo/arch...

天ヶ瀬町と玖珠町の境にある二段式の滝です。豊かな滝の流れ勇壮で、別名が、〔裏見の滝〕と呼ばれ、下滝に通っている遊歩道から落下する滝の裏側を覗くことができます。滝を一周する時には、時計回りの方が幸せになるというジンクスがあります。

住所	大分県日田市天瀬町赤岩
アクセス	大分道天瀬高塚ICから県道54、R210経由、玖珠町方へ30分

天ケ瀬温泉

出典： https://www.yume-no-shima.com/68196.html...

およそ1300年前に温泉として開湯されました。玖珠川のほとりにあり静かな温泉旅館が並び、川沿いに露天風呂が点在し、自然の中で癒される温泉地として有名です。

ここは、江戸時代の日田の代官たちが、川岸にあるこの温泉郷に訪れていました。日本の古い温泉郷は情緒豊かな風景が広がります。

住所	大分県日田市天瀬町
アクセス	天ヶ瀬駅から徒歩で5分　　福岡市（高速道路）から車で60分

久大線でゆっくりと日田観光もいいかもしれませんね？

出典： http://parkinsato.com/%E6%97%A5%E7%94%B0...

ようやく、今年の夏には光岡（てるおか）の鉄橋も元に戻り久大線の全面開通の日が近くなりました。日田市の観光する時は、是非とも久大線の1両編成の黄色い電車に乗り。のんびりとダム湖で癒し、その後に文化と歴史のある日田市の市街地を散策して、夜はゆっくりと玖珠川のほとりの露天風呂で時間を過ごす贅沢なひと時をすごしてみませんか？

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