中伊豆を通る国号414号線は「天城越え」と言われ、天城は言わずとしれた「わさび」の名産地です。
天城越えは、川端康成の「伊豆の踊り子」の舞台としても有名ですが、旧道の天城山隧道は石道道路トンネルとしては日本最長のトンネルで、1998年には国の登録有形文化財として登録されました。国道414号は天城新トンネルを通ります。駐車場があるので、歩いて天城山隧道までいくことができるので、昔ながらの隧道は伊豆の踊り子の時代を感じるにはぜひ立ち寄ってみてください。
天城や河津の名産のわさびは綺麗な水で育ち、綺麗な空気と豊かな水量の滝も多いのが特徴です。今回は、その天城から河津の美味しいスポットと押さえておきたいスポットをご紹介します。わさびを堪能するグルメスポットも2か所ご紹介します。どちらも個性あふれるお店ですよ。
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東京ラスク 伊豆ファクトリーでひと休み!
出典:
https://www.tokyorusk.co.jp/user_data/iz...
東京のお土産でも人気の『東京ラスク』の伊豆工場です。ここでは「ドライブの途中の一休みにお立ち寄りください」ということで、店内のショップの一角に無料のコーヒーやソフトドリンクコーナーもあります。工場はラスクの製造過程を見学することも出来て、1階では各種東京ラスクや人気のラスクパンなどを買うことができます。
季節限定の商品も味見して、カゴいっぱいにお土産として買う人も多いですし、発送もしてくれるので、その後の行程によって荷物にならないで済むのも助かります。ちょっと一息つきたい時にとっても嬉しい施設となっています。
あまご茶屋で名物「あまご」を食す!
東京ラスク 伊豆ファクトリーそばにある、天城でしか味わえない「あまご」料理をいただくならこのお店!天城の清らかな水で育った「あまご」は川魚の中でもクセがなく淡白な味わいと甘みが絶品と言われています。その「あまご」料理と名産わさびを使ったお料理はここでしか味わえません。
あまごの卵は綺麗な黄金色で「あまごのづけ丼」1,200円では身も卵も楽しめます。身は柔らかくて、サーモンのような色合いですが、川魚のような感じがしません。卵は弾力があり、プチプチ感を楽しめます。生わさびが付いているので、丼も途中で味の変化を楽しむこともできます。
浄蓮の滝でマイナスイオンをたっぷり浴びる!?
日本の滝100選にも選ばれている「天城越え」にも歌われている迫力のある滝。落差25m幅7m、そしてその豊富な水量は近くに寄ると水しぶきを浴びます。天然のマイナスイオンを体感できますね。
駐車場がある浄蓮の滝観光センターには、レストランやわさびソフトの売店などもあり、滝へは階段をしばらく降りて行くので、戻ってきたときにはちょっとひと休みして、甘い?甘くない?ソフトクリームをぜひ味わってみてください。
夏場でも、滝へ降りていくと、段々と空気がひんやりと温度が変わるのがわかります。秋には紅葉を楽しめます。足腰に自信がない方は、足元が悪いので、気をつけてください。
河津の名物?元祖わさび丼なら
テレビドラマ「孤独のグルメ」でも主人公が訪れた「わさび丼」のお店「かどや」。天然わさびの農家が経営している食堂で食べるものは、やっぱり「わさび丼」でしょう。
「わさび丼」を頼むと、まず自分で生わさびをすりおろす事から始めます。これは、なかなか出来ない体験でした、すりおろすと、わさびの香りが漂い始め、食欲をそそります。それを、鰹節がたっぷりかかった熱々のご飯の上にわさびをたっぷり乗せて、醤油をたらして混ぜていただく!これが「わさび丼」なのです。ツーンとはきますが、生わさびって辛くないんです。
実にシンプルではありますが、やっぱりこれは生わさびだから、美味しいのだと、自宅で真似してみてわかりました。まず、新鮮なわさび農家だから出来るお料理を味わってみてください。
河津七滝(ななだる)で滝と地形を堪能
河津七滝(ななだる)は河津町の河津川の上流約1.5kmに点在する滝を総称してそう呼ばれています。
大滝(おおだる)、出合滝(であいだる)、かに滝(かにだる)、初景滝(しょけいだる)、蛇滝(へびだる)、えび滝(えびだる)、釜滝(かまだる)の7つの滝は、どれも澄んだ水が青く見えたり緑に見えたり、天気などで色が変わって見えます。深いところの水の色は本当に綺麗な青緑です。
ここの滝は玄武岩で出来た地形と、溶岩流で出来た地形とが珍しい滝となっているので、それぞれの滝の案内板を見ていくと、自然のすごさも実感できます。初景滝(しょけいだる)のところには、文豪川端康成の「伊豆の踊り子」の像が建っていて、毎年ここを中心としたお祭りも開催されています。河津七滝には河津七滝温泉郷があり、どれも豊富な湯量を誇っています。
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